設置の経緯と役割

　勤改センターは、「医療従事者の勤務環境の改善を促進するための拠点」として、医療法に基づき、各都道府県に設置されています。

　勤改センターは、可能な限り多くの医療機関が医療従事者の勤務環境の改善に自主的に取り組まれるよう、医療労務管理アドバイザー（人事・労務管理の専門家である社会保険労務士等）と医業経営アドバイザー（医業経営の専門家である医業経営コンサルタント等）を派遣するなどして、医療機関に対する勤務環境の改善の重要性の周知や具体的な改善への支援を行っています。

　また、勤改センターは、医療機関に対して、PDCAサイクルを活用して計画的に医療従事者の勤務環境改善に取り組む仕組みである「医療勤務環境マネジメントシステム」に基づく改善計画の策定・実施・評価等を総合的に支援する役割を担っています。

　熊本県では、公益社団法人熊本県医師会が熊本県及び熊本労働局から勤改センターに係る委託事業を受託し、運営にあたっています。

• リーフレット「熊本県医療勤務環境改善支援センターのご案内」　［PDF：752KB］
• リーフレット「医療機関等のみなさまへ（「お問い合わせ先」及び「各種助成金・相談事業等の一覧表」）」　［PDF：832KB］

医療勤務環境改善の好循環サイクル

　医療の質の向上や経営の安定化の観点から、自らのミッションに基づき、ビジョンの実現に向けて、組織として発展してくことが重要です。

　そのためには、各医療機関において、医療従事者が働きやすい環境を整え、専門職の集団として働きがいを高めるよう、勤務環境を改善させる取組みが不可欠となります。

　勤務環境の改善により、医療従事者が惹きつけられる医療機関となるだけでなく、医療の質が向上し、患者の満足度も向上します。

相談・支援の内容

　医療勤務環境改善支援センターでは、以下のような相談・支援に応じて、社会保険労務士、医業経営コンサルタント等の専門家がアドバイスを行います。

　また、「医療勤務環境マネジメントシステム」の導入を支援し、医療従事者、患者、経営にとってＷＩＮ-ＷＩＮ-ＷＩＮとなるような好循環の実現をサポートします。